2人の少女が見た妖精の真実とは?~コティングリー妖精事件~



2014年9月2日

今から100年近く昔、1916年にイギリスの田舎町「コティングリー」で撮影された写真が、世界を揺るがす大きな事件へと変貌を遂げました。

写真を撮ったのは2人の少女。
エルシー・ライト(当時11歳)とフランシス・グリフィス(当時16歳)。
2人は仲の良い従姉妹で、いつも一緒に遊んでいました。

そして、帰宅するといつも家族に「妖精と一緒に遊んだ」と報告をしていたのです。
しかし、少女たちの話を信じる大人は誰一人としていませんでした。

そこで少女たちは、父親のカメラをそっと持ち出し、1枚の驚くべき写真を撮影したのです。
その写真には、微笑むフランシスの周りを賑やかに飛び回るたくさんの妖精たちが鮮明に写されていたのでした。

妖精事件の写真は本物か?

アーサー・コナン・ドイルが調査する

Charles_Frohman_presents_William_Gillette_in_his_new_four_act_drama,_Sherlock_Holmes_(LOC_var_1364)_(edit)はじめは悪戯だと全く相手にしなかった父親でしたが、最初の1枚の2ヵ月後、2枚目の写真を少女たちに見せられると、念のためにとその写真をある著名な作家に確認してもらうことにしたのです。
その著名な作家こそ、「シャーロック・ホームズ」の著者である「アーサー・コナン・ドイル」でした。

ドイルはその写真を鑑定家に提出し、その鑑定結果は驚くことに「本物」。
そして、ドイルはイギリスの人気月刊誌にその写真を発表し、イギリス全土、そして世界中に妖精の写真が公表される流れとなったのです。

そして、その写真の真偽が世界的論争となりました。
この論争こそが「コティングリー妖精事件」なのです。
妖精が写っているとされる写真は合計5枚発表されました。

当時の一般的捏造写真の手法である「二重写し」は用いられていないことが証明されたり、
また一方では写真に写っている要請と非常に良く似た絵が記載されている本が明るみに出たり、
2人の少女の妖精の写真の真偽は一進一退を繰り返します。

そんな中、最初の1枚が撮影されてから14年後の1930年にアーサー・コナン・ドイルが死去します。
世界的作家のドイル亡き後、コティングリー妖精事件も徐々に世間を賑わす事が少なくなり、そして、完全に世間からは忘れ去られることとなります。

再調査される妖精事件

それから35年後、最初の1枚からは実に49年の年月が経過した後、とある1人の新聞記者がコティングリー妖精事件を再度調べ始めました。
当時の少女の1人、エルシーの取材により判明した真実は、
「妖精の写真は2人の捏造であった」
という驚くべきもの。

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絵を描くことが好きだったフランシスが本の妖精の絵を模写して切り抜き、ピンで留めて固定して撮影した、と告白したのです。

ドイルを守る為に決して偽物だとは言わなかった

Cottingley-4真実は、泥まみれになって森で遊ぶことを親から怒られていた少女たちが、森へ行く口実が欲しかったこと、
そして、妖精の写真を真実の写真として世に公表したドイルの名誉を守るため、
2人は必死に捏造写真を本物であると主張し続けたとのことでした。

一枚だけは本物?

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写真が捏造であったとの告白の後も、実は2人は「最後の1枚だけは本物」と主張し続けました。
そして、「妖精を見ていたことも真実」であると。
その最後の1枚の写真には、周囲にいつもの妖精たちが鮮明に写り、中央に渦巻いた何か不鮮明なものが写されています。
他の4枚とは明らかに様子が異なる写真。
この「最後の1枚」の真偽は、現在もなお明らかにされてはいないのです。

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未解決度指数

Summary: 夢のある写真で、誰もがこんな事が有ったらというのを具現化したような出来事で注目を集めた事だろう。しかし、妖精とそっくりな挿絵が発見される等して本物という確率は低いと言える

1.8

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謎が解けたときの影響
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