ユーリ・リプスキー氏はなぜ亡くなったか?youtubeビデオ「あるダイバーの最期」を検証する



2013年7月15日

この動画は、著名ダイバーであるユーリ・リプスキー氏のエジプトのブルーホールというダイビングスポットでの死の瞬間をとらえた物である。彼は足がつく程の浅い地点にいながらも、突如、理由もなく沈み始め、何度も助けを求めるが沈むのを止めることはできない。最終的には、わずか数分の間に90m以上も沈んでしまいパニック状態になって亡くなってしまう。

「あるダイバーの最期」 オリジナルはこちら

何故突然海底に飲み込まれたのか?

ダウンカレント

彼が何故沈みだしたかというのには、様々な議論があるがここではダウンカレント説を検証する。ダウンカレントとは、潮流が壁などにぶつかって、下方向へと落ちる流れになり、引き込まれると、深場へと落ちてしまう危険な流れのことでダイバーの間ではよく知られている現象である。

下の動画は、ダウンカレントに巻き込まれ浮上できなくなる別のダイバーの動画である。4分ぐらいから、どんなに泳いでも浮上できなくなりダイバーはパニック状態に陥る(最後には無事生還)

両者の動画は非常に似通っているが、しかし本当に同じ状況なのだろうかという疑問は残る。特に下の動画5:44あたりで泡すらも沈んでいるのに比べユーリ氏の動画は3:16あたりでは、自分だけが沈んでいて砂粒は沈んでいないのがわかる。ダウンカレントなら砂粒が上に向かって流れていくということはないはずである。

窒素中毒

窒素中毒(ちっそちゅうどく)とは、高分圧(通常3~4気圧程度以上)の窒素を摂取すると発症する一種の中毒症状。一般的に窒素酔い(ちっそよい)と呼ばれる。
潜水中にもっとも必要とされる計算力や判断力など高次の知的機能が著しく影響を受けることにより潜水事故の危険性が増加する。

from wikipedia

この窒素中毒によって、自ら深海へとおりていったのだろうか?しかしこれにも疑問は多いのは事実である。なぜならビデオでは非常に浅い地点にいるときも「Help!」と叫んでいるからである。窒素中毒は30m以上の深度から起こる危険が大きくなる。そもそも彼はプロダイバーであり、窒素中毒の症状については熟知していたはずである。

知人のダイバーの見解 スピーゲル誌(ドイツ)

Spiegel : “Yuri was lying with his face on the ground when I found him”.”First,” he says, sticking out his thumb to count,”Yuri was too heavy. Twelve kilograms of lead on his belt, plus the bottle, the camera and the batteries. He holds up his index finger. “Second, his vest burst open. It was already full when he tried to pump air into it. “Third,” he says, extending his middle finger, “oxygen poisoning. That’s why he was twitching. That was it.”

一つにユーリは重すぎたんだ。ユーリは12キロもの機材をベルトに括り付けていたし、ボトルやカメラ、そのバッテリーも持っていたんだよ。二つに彼のベストは、破損していた。それは空気をいれる前に既にいっぱいだったんだ。三つ目に酸素中毒。だからこそ彼は全身が麻痺してしまったんだ。それが答えだよ

酸素中毒とは過剰な酸素が,生体の解毒機能を超えて有害な作用をきたした状態である。2‐3気圧以上の高い分圧の酸素を吸入する高気圧酸素療法では,生体の細胞代謝が障害され,心窩部や前胸部の不快感・嘔吐・めまい・視野狭窄など,時には短時間で痙攣発作と昏睡がみられることがある。ユーリ氏は潜水機材に手違いで多量の酸素を入れたことから酸素中毒となり、身体の自由を奪われたのだろうか?

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未解決問題指数

Summary: 映像にとらえられている事件のため、信憑性は最高である。また、未解決度も様々な説が在り決定打にかけている状況である。

2.3

ポイント
信憑性
未解決期間
未解決度
謎が解けたときの影響
ユーザーのレート : 4.3 (12 votes)

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