青ひげは実在したか?



2014年9月9日

「青ひげ」とは、ペローおよびグリム兄弟が執筆した童話の中に出てくる物語の主人公の呼び名です。
非常に裕福なお金持ちの「青ひげ」は青い色のひげを生やした中年の男です。
これまでに何度も結婚をしていたにも関わらず、その妻たちは全員行方不明となっていました。

グリム童話の青ひげ伝説

ある時、青ひげはとある貧乏貴族の娘を目に留め、彼女と何度目かの再婚をすることになります。
貧乏貴族の娘は、初めこそ青ひげの風貌に恐れをなしていましたが、舞踏会やお金持ちの華やかな世界への憧れを捨てることができず、結婚を了承したのです。

そしてある日、青ひげは仕事でしばらくの間家を空けることになります。
青ひげは新妻に鍵の束を渡します。
「これは倉庫、これは居間、、、どの部屋に入っても構わないし、友達を呼んでパーティーをしても構わない。
けれど、この小さな鍵の小部屋にだけは絶対に入ってはいけないよ」
と言い残し青ひげは城を後にしたのでした。

405px-Blue_beard_tableau_(Boston_Public_Library)新妻は好奇心に負け、小さな鍵の小部屋を開けてしまいます。
そこで新妻が目にしたのは、血だらけで壁に架けられた青ひげの前妻たちの姿だったのです。
驚いた新妻は小さな鍵を部屋の血だまりに落としてしまいます。小さな鍵についた血は、ぬぐっても洗っても決して落ちることありませんでした。

すると間もなく青ひげが帰宅します。青ひげは鍵束を新妻から受け取り、血が付いた小さな鍵を見つけ、新妻が小さな鍵の部屋の秘密を知ったことを知るのです。
怒った青ひげは新妻を殺そうとしますが、新妻が殺されようとしたその瞬間、新妻の兄たちが青ひげの屋敷を訪れ僅差で青ひげを殺したのでした。
新妻は青ひげの遺産を全て相続し、その後幸せに暮らしたとされています・・・。

Der_bourbonische_Königspalast_in_Caserta

青ひげの話は実話か?

以上が『物語』の青ひげのストーリーですが、実は青ひげには実在の人物のモデルがいるとされています。
それは、ジャンヌ・ダルクとともに戦ったフランスの貴族、「ジル・ド・レ」男爵です。

もともと男色だったジル・ド・レは、近隣の領主の娘と形式のみの結婚をしますが、若い家臣たちと放蕩な日々を送ります。そこへ、ジャンヌ・ダルクが現れ、その女神のようなカリスマ性にジル・ド・レは陶酔し、彼女とともに戦うことを決意し、百年戦争で戦争の終結に貢献し「救国の英雄」と呼ばれるまでになります。

転落する名家の貴族 ジル・ド・レ

200px-Gillesderais1835しかし、ジャンヌ・ダルクが処刑されると失意の中自分の領地へ戻り、自分の財産を浪費し、錬金術と黒魔術に溺れます。そして、領地から何百、何千ともいわれる幼い少年たちを拉致し、黒魔術の名のもとに陵辱し虐殺したとされています。

数年後、捕らえられたジル・ド・レは、公開裁判で自分の行った所業を泣きながら全て告白し、懺悔し、許しを請いました。そのため、生きたままの火あぶりによる死刑はまぬがれ、絞首刑の後に死体が火刑となっています。

このジル・ド・レの拉致および虐殺をなぞらえて後日ペローとグリム兄弟によって作成された童話が「青ひげ」であるとされています。自分の居城にて妻を何人も殺した青ひげと、同じく自分の城で罪無き少年たちを惨殺した青ひげ。
その末路はいずれも「死」が待ち受けていたのでした。

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未解決度指数

Summary: 青ひげのモデルはジルドレであるというのが一般的な会社具では有るが、ヘンリー8世だとする説もある

2.5

ポイント
信憑性
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謎が解けたときの影響
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