Jhon Titor(ジョン・タイター)はタイムトラベラーか?



2016年4月29日

ジョンタイターは、2000年の11月にアメリカのインターネット掲示板に2036年から来たと書き込みをし、それからインターネット上で多数の書き込みや、質問への回答、タイムマシンの画像(このページのトップ画像)や未来の書類をアップロードして2001年3月に書き込みを停止した人物である。この話題はセンセーションを起こし、各アメリカの主要メディアが取り上げる程の話題となった。

ジョンタイターの主張

彼は、2036年から一旦1975年に戻った後、2000年にタイムトラベルして来たと主張している。またこの人物の主張で最も興味深い点が「世界線」という考え方である。世界の未来が限りなく分岐するため、過去に戻るとその世界の未来がかすかにずれるため、現在が自分が来た未来とは違う未来に向かうことが自明であり、例えば自分の親を殺しても(親殺しのパラドクス)自分が来た未来とは違う未来がその瞬間に創造される為、自分が消えてなくなってしまう事は無いという事である。
この主張は、科学的に間違いではなく、量子力学では多数の科学者が信じている説と矛盾しない。しかしある意味どのような予言をしても外れてもそれは自分の未来とは世界線がずれただけだと主張もできる都合の良い主張だとでも言える。彼の予言を2016年現在で予言時期が過ぎた物から一つ一つ検証してみよう

2016年現在期日が過ぎたジョンタイターの予言

・CERNで2001年にタイムトラベルの基礎研究が始まる → 曖昧:タイムトラベルを可能とする可能性のある研究はされている
・IBM5100は、古いプログラミング言語を解読する秘密の機能がある → 的中:A. D. Falkoff著「The IBM Family of APL Systems」に記載有り
・ローマ法王が交代する → 的中:しかしその当時のローマ方法は既に高齢であった
・ペルーの地震に付いて言及  → 的中:2001年にペルーでM7.9の大地震
・中国で有人宇宙飛行の技術がある → 的中:中国が2003年に有人宇宙飛行を実施
・イラクの核兵器所有に付いて言及 → 曖昧:2003年にイラクに大量破壊兵器があるとしてアメリカと開戦
・コンピュターの2000年問題が大災害を引き起こす → 的中せず
・2005年にアメリカ国内で内戦が勃発 → 的中せず
・2004年以降オリンピックは開かれない → 的中せず
・日本、台湾、朝鮮が中国により2015年に強制併合される → 的中せず
・2015年に核戦争が起こる → 的中せず

ジョンは、世界線のずれは2.3%と言っており(ジョンが現れたこの世界の未来は、ジョンが来た未来と2.3%程違う物になる)しかし、これだけ予言が外れていると、とてもそのずれが2.3%とは思えない。


*ビデオはジョンが投稿した重力湾曲装置を使用する様子

ジョンタイターの一連のストーリーはでっち上げか?

2003年にある弁護士の元に、夫婦がやってきてジョンタイターと3年間過ごしたという証言をしている。そして驚くべき事に、自分たちの息子(まだ幼児)が将来ジョンタイターとしてタイムトラベルをしてきたのがこの男だと主張したのである。
そしてこの両親は、自分が将来のあなた達との子供であるというこの男の関係の事で相談に来たのだった。

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また、ジョンがインターネット上にアップロードしたタイムマシーンの写真や説明書の資料は、どこから来た物なのであろうか?これだけのイラスト入りの資料や、機械を作るにはそれなりの労力やコストがかかったに違いない。資料や物品の制作費用は全体が何らかの作り話であったとしたらおそらく数百万円はかかっているだろう。

ジョンタイターの一連の騒動はでっち上げなのだろうか?

2008年に、イタリアのテレビ番組「Voyager」が彼の事を調査していて、John Titorという出生証明書は、ジョンタイターが産まれている年月日の前後に一つも提出されていない事を明らかにした。また2003年にJhon Tytorファウンデーションというペーパーカンパニーが作成されている事を突き止めた。

2009年にこのJhon TytorファウンデーションのCEOが、フロリダ州のエンタメ系の弁護士である事が明らかになり。また、彼の弟の「John Rick Haber」はコンピューター科学者でジョンタイターが持っていた知識を全て持ちうるとされた。この人物とその兄の弁護士こそがJhon Tytor話をでっち上げた黒幕だと言うのである。

2006年ジョンタイターがアップロードした書類の一部と同じ画像を含む特許申請がされる

ジョンタイターの騒動はこれで収まらなかった。2006年に、ジョンタイターがインターネットにアップロードした画像と全く同じ画像を含む特許申請がアメリカでなされた。
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http://www.freepatentsonline.com/20060073976.pdf
この特許申請をした男「marlin pohlman」は、EMC Corporation、Oracleといったそうそうたる大企業で、高いポジションを持っていた超エリートの男である。しかし、2013年になんと婦女暴行の罪で逮捕されてしまった。この特許申請がジョンタイターのストーリーに魅せられたエリートが面白半分で行った行動なのかは、特許の内容の難解さもあって明らかにはなっていない。

ジョンタイター物語の目的はお金儲けか?

イタリアのテレビ番組「Voyager」は、ジョンタイターのストーリーは、彼の名前を利用して何らかの宗教団体や組織を創造してお金儲けを企む人物のでっち上げだと結論づけている。確かに、こういったオカルトチックな話から大きな宗教団体が作られてた数の人々が騙されてしまう例は多数存在する。

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未解決指数

Summary: おそらくでっち上げの話であると感じるが、著者は個人的にはこのお話の最大の功績はタイムパラドクスをいくつか解決できるような論理的な説明である「世界線」というコンセプトを広めた事だと思う

1.5

ポイント
信憑性
未解決期間
未解決度
謎が解けたときの影響
ユーザーのレート : 2.8 (5 votes)

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