20年以上、ブザー音を放送し続けるUVB 76 (通称The Buzzerザ・ブザー)の目的はなんなのか?



2016年4月30日

UVB 76 (通称ザ ブザー)は、周波数4625kHz(2015年に6.998 MHzでも同じ放送がされていることが発見された)で、ロシアから20年以上にわたって発信されている奇妙なラジオ放送局である。その内容は正確に1分間に25回のブザー音をひたすら放送するという物でその意図や目的は明らかになっていない。ブザー音の背後に人物の会話音や、雑音が入る事からブザー音を発生させている装置からマイクでそれを放送していると考えられている。

↓The Buzzerが放送されている位置をGoogle Mapで表示したもの

ブザー音が放送されている目的に対する諸説

・軍事命令をロシア全土に暗号で送信している
・スパイに対して暗号化されたメッセージを送信している
・軍または別の何らかの設備の障害検知用の信号を発信している
・72時間(3日)以上途切れた場合は核攻撃がなされたと見なして、アメリカ合衆国に対する報復攻撃が現場の独自判断で行える

等の恐ろしい説も唱えられている。

数年に一度放送に人物の声が混ざる事がある

UVB 76は基本的には常にこのブザー音を規則正しく放送するのみの放送局ではあるが、ごく稀に人物のアナウンス音が放送される事がある。その頻度は非常に稀で数年に一度というオーダーである。いくつかの内容を抜粋してみたい

1997年12月24日21時58分
18008, BROMAL, Boris, Roman, Olga, Mikhail, Anna, Larisa, 742, 799, 14

2006年2月21日7時57分
Konstantin-1-9-0-9-0-8-9-8-Tatiana-Oksana-Anna-Elena-Pavel-Schuka, Konstantin 8-4, 9-7-5-5-9-Tatiana

等意味不明な数字とロシア人名が放送された。非常に短く、一度の放送で繰り返し複数回同じ内容が放送される。

2001年には下記のような会話が放送されるのが発見された

“Я – 143. Не получаю генератор.” “Идёт такая работа от аппаратной.”
私は143です。発生器の受信ができません。受信機はハードウェア室から来た物です

2010年には30分間にわたって、電話での会話が放送に紛れ込んでいる事が確認され録音された
内容は、当直士官への会話の要求や、ロシアの地名で問題が起こった等の極めて抽象的な内容でUVB 76 の目的についてのヒントを得られる物ではなかったが、 duty officerという単語が頻繁に出る事から軍事関連の会話である事は予測される。

放送の真の目的は?

軍または別の何らかの設備の障害検知用の信号(途切れたときに何らかの障害がその装置で起こっているか、放送受信装置の故障であることを確認するための信号)では無いかと予測されうるが、ロシア政府がそのような発表を下という事は聞かない。各国でも謎めいた放送は多数あるが、スパイ用や軍事用に何らかの放送をしている事を認めた国はないのである。

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未解決指数

Summary: その20年以上にわたる長期的な放送と、音の不気味さと放送内容のシンプルさもあいまって、意図が全く分からないという点から現在も様々な人々の調査・探求の対象となっている

3.3

ポイント
信憑性
未解決期間
未解決度
謎が解けたときの影響
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